第2のホームディレクトを作って好き勝手しちゃおう
[!CAUTION]
今のところユーザー名がtenzy
とtenzyu
でハードコードしているので、あなたのユーザー名に直して利用してください。
今回のアプローチ:引っ越し
実際のホームディレクトリを思うがままにするには、Windows の呪縛があまりにも多すぎました。
C:\Users\tenzy
、ここはもう終わっています。
Documents
を documents
にリネームすることもかないません。
なので、C:\home\tenzyu
を作って、そのなかに media/videos
や workspaces/
など好きなことをするために、引っ越すことにしました。
実際のホームディレクトリは見捨てます。
先に引っ越したあとの写真
*左が Windows 標準のホームディレクトリ 右がこれからホームディレクトリとみなす場所
引っ越し先を作って権限をコピーする
まずは C:\home\tenzyu
をファイルエクスプローラーなりパワーシェルなりすきな方法で作ってください。
次に C:\Users\tenzy
の権限をコピーしていきます。
- PowerShell を管理者権限で開く
スタートメニューを右クリックして「Windows PowerShell (管理者)」を選択します。 C:\Users\tenzy
の権限をエクスポート
以下のコマンドを実行して、C:\Users\tenzy
の権限をバックアップします。
Get-Acl "C:\Users\tenzy" | Export-Clixml -Path "C:\Users\tenzy\acl_tenzy.xml"
このコマンドは、C:\Users\tenzy
のセキュリティ設定を C:\Users\tenzy\acl_tenzy.xml
というファイルに保存します。
3. C:\home\tenzyu
に権限を適用
次に、バックアップしたセキュリティ設定を C:\home\tenzyu
に適用します。
$acl = Import-Clixml -Path "C:\Users\tenzy\acl_tenzy.xml"
Set-Acl -Path "C:\home\tenzyu" -AclObject $acl
これで、C:\Users\tenzy
の権限が C:\home\tenzyu
にコピーされます。
ファイルを移してあげる
Documents
や、ポータブルなソフトウェア (例: 棒読みちゃん) を好きなように C:\home\tenzyu
に移してあげましょう
ついでにいらないファイルは消してしまいましょう。
私の場合
とりあえず C:\home\tenzyu
配下に以下のディレクトリを作って移動しました。
apps
: ユーザー単位でインストールしたソフトやポータブルなソフトが入っていますdownloads
keep
: 領収書とかバックアップとかが入っていますmedia
:music
,pictures
,videos
が入っていますworkspaces
:codes
(プログラム)やvideo-creation
(動画編集) などの作業場です
シムリンクを作る
ファイルの移動が終わったら、必要や好みに応じてシムリンクを作ってあげましょう
私の場合
C:\Users\tenzy\AppData\Local\Programs
にはユーザー単位でインストールしたアプリが入っているらしいので、C:\home\tenzyu\apps
に移してシムリンクを作成しました。C:\Users\tenzy\Documents
にはWindowsPowerShell
のようなものが作成されることがあるので、C:\Users\tenzy\Documents\workspaces
としました。
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\Documents\workspaces -Target C:\home\tenzyu\workspaces
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\Downloads -Target C:\home\tenzyu\downloads
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\Music -Target C:\home\tenzyu\media\music
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\Pictures -Target C:\home\tenzyu\media\pictures
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\Videos -Target C:\home\tenzyu\media\videos
New-Item -ItemType SymbolicLink -Path C:\Users\tenzy\AppData\Local\Programs -Target C:\home\tenzyu\apps
- KNOWNFOLDERID (Knownfolders.h) - Win32 apps | Microsoft Learn
- PSModulePath について - PowerShell | Microsoft Learn
放置したファイル・ディレクトリ
AppData
自体 (今のところ全部なんとかする必要はなかったので)Desktop
(私は使わないので)Favorites
(私は使わないので)Links
(私は使わないので)Saved Games
(よくわからないので)Searches
(よくわからないので)各種 dotfiles
(全部C:\home\tenzyu\.dotfiles
にシムリンクを作成したいけどよくわからないので)NTUSER.DAT
(触ってはいけないので)
今後解決していきたい問題
- dotfiles の管理
C:\home\tenzyu\.dotfiles
を作って、C:\Users\tenzy
にあるドットファイル全部のシムリンクを作ってあげて、触れるようにしたい- やってない理由: ドットファイルの増減をトラッキングするのがめんどくさそうだから・よくわからないから
- グローバルで入れたソフトをユーザー単位で入れなおしたい
- やってない理由: めんどくさいから・実際に他ユーザーを使うことがないので、気持ちの問題だから
やってみた所感
個人的には満足
なにか作業したいときに Windows 由来やほかのプログラム由来のファイル・ディレクトリが目に入ってこないのがうれしいです。
そのうちブログもホームページも充実させます。
今日はこのブログを書いたところまで